医院を開業するときの絶好のタイミング

医師の資格を取得したなら、患者の健康を守ったり、病気を治療する目標を掲げるところですが、同時に医院を開業する目標を持つ場面も多くなります。病院や診療所の雇われ医師として働くのとは違い、自分の方針で運営や診療が行える点が医院開業のメリットだといえます。希望を抱くだけであれば誰にでも簡単にできますが、多額の資金が必要で、全ての人が順調に医院開業を実践できるものではありません。法人もしくは個人事業主としてスタートするわけですから、雇われ医師とは違って収入が下がるリスクも高くなります。リスクを最小限に抑えるためにも、医院を開業するベストなタイミングを狙うことがとても重要です。スムーズに実行に移せるようにするためにも、ベストタイミングに関係する要素を覚えておきましょう。

最初から焦らずに40歳前後を目安に勤務を続ける

医師免許さえあれば、即時に医院開業を目指すことができます。ですが、医師の卵としてスタートしたタイミングの独立は経験があまりにも不足しており、極めて難しいタイミングだと言わざるを得ません。年齢的なベストタイミングとしては、雇われ医師として十分に経験を積んだ、40歳前後が適しているといえます。実際に医院開業の平均年齢が41歳とされているため、先輩医師の例に習って40歳前後の年齢で実行に移すのが無難だと判断できます。
40歳前後までキャリアを積んでおけば、医院開業資金を借り入れる際に、金融機関からの印象がよくなります。融資が受けられないと自己資金だけで行わなければならず、若いうちから多額のお金を集めるのは非常に困難になります。40歳くらいまでは焦らずに、真面目に勤務しましょう。

診療科目によって最も適したタイミングが違う

皮膚科や耳鼻科、眼科など、医師には得意な診療科目があります。得意な分野で医院開業を目指すのが基本ですが、診療科目によって適したタイミングが異なってきますので覚えておきましょう。耳鼻科は花粉症などのアレルギー性の疾患を持つ患者が多く訪れるため、花粉やアレルギー物質が飛散しやすい春先を選ぶと、顧客を獲得しやすくなります。眼科も花粉症の時期が適していますが、子供がプールで目の疾患を患う場合が多いことから、プール開きのタイミングもおすすめだと判断できます。内科なら、風邪が流行り始める秋頃がよいでしょう。一般的に暑さが厳しい季節は医院開業に適さないとされます。日差しが強く蒸し蒸しするため、外出を避ける人が多いためです。ただし、あせもなどの皮膚トラブルが暑い季節に発生しやすいことから、皮膚科の医院開業を目指すなら絶好のタイミングになります。